Minami Hakone

洋子は午前中に戻る。

市役所で、老人医療の限度額の申請。これにて、かなりの戻りがあるはず。入院しても、個室費用以外は、低額。

NTT病院にオフクロを見舞い、9月分の入院費を支払う。92,660円也。この内、個室が6万3千円。それが無ければ、10日で2万円程度だ。

婦長と話しをし、「また下痢をしているので、おやつを中止するように」と言われる。退院後の夜のおしめの替える頻度について相談。1回では、とても駄目そうで、最低でも、2回は替えねばならない。覚悟を新たにする。

オフクロは、星野道夫の本も、ほとんど読了。漢字をかなりしっかり覚えている。帰りに、韮山図書館にてオフクロ用に本を借りる。大人向けだが、字の大きいシリーズがある。本を読むオフクロであれば、介護も、しがいがある。BLOGを立ち上げようか。かなり真剣に思う。

戻ってから、洋子と少々散歩。


伊豆の国市役所に行き、老人医療の限度額適用・標準負担額減額認定証の交付申請をする。母のように所得の低い人には大変ありがたい制度で、いくら医療費がかかっても、認定された自己負担限度額が上限となる。また、入院の食事代も低い額となる。申請したすぐその場で、上記認定証を受け取る。9月分の医療費の差額は申請なしで還付振込みされるが、食費は申請が必要とのこと。申請すれば1万円ほどは戻りそうで、やることにする。また、認定の有効期間が10月1日からとなっているので、10月分からの病院の請求書が、減額された額で作成されるという、ありがたいお話しだ。

この他に以前、伊豆の国市に転入のとき、介護保険負担限度額認定証ももらっている。これは、介護保険が適用される施設で食事とか宿泊をする場合に、自己負担の限度額を認定したものだ。9月に初めてショート・ステイを利用しようとして、中銀ケアホテルに見せたら、知らないと言われ、びっくりした経験がある。中銀では、この制度を利用してショート・ステイをした人の例がなく、知らないとのことだった。中銀は、いわゆる特定施設と言われる、裕福な人を対象とした施設だが、勉強不足は否めない。特定施設の場合、その限度額を超えて入所者に請求してはならず、かつ、自治体に差額請求をすることもできない。だから、特定施設の場合、この制度を利用している人を入所させると、経営的に苦しいことになるわけだ。しかし、特定施設でない介護保険の諸施設では、自治体に差額を請求できる。こんな風で、現時点では、制度に歪が生じている。

上記2つの制度は全国一律の話しだが、各自治体で独自に行っているありがたい制度がいろいろある。伊豆の国市に転入のとき、「紙おむつ購入費助成対象受給者証」をもらっている。これは、紙おむつとか尿取りパットを半額で購入できるというありがたい制度だ。以前住んでいた函南町では、紙おむつを無料で支給する制度があり、年間の支給枚数が、介護度によりさだめられていた。この他にも色々あるが、東京よりこちらに越して来てからは、利用していない。東京港区では緊急警報システムと老人食の配食サービスを利用していた。

その他、介護保険を使っての諸サービスで、訪問介護福祉用具の購入、住宅改修を利用していたが、それらは一般的に広く利用されている。