思い出の品々

10時のおやつ、10日に来たときに頼まれていた腕時計、そして母の部屋を整理して出てきたもろもろの品物を持っていく。9時半ごろに着いたが、母は食堂テーブルに頭をつけて寝ていた。部屋で持ってきたものを見せ、置くものは置き、持って帰るものは、持って帰る。洋裁店をやっていた頃の品々と写真で、私にも覚えのあるものが多い。再婚のとき、捨てられずに持っていったものだ。そして、今回、東京から静岡に来るときも、捨てられなかったものだ。母の部屋は売却予定だが、これらの品々は、看取るまで私が預り、その時点で、どうするか再考しよう。

本は相変わらず読んでいない。しかし、共同の書架にある週刊誌は、ぱらぱら見ているようである。「サン静浦」のときは、NTTより移ってすぐでも読書していた。食堂に昼間いるのが原則だが、食堂のテーブルに本があり、読んでいた。それが、「ひだまりの郷」に移ってから、ぴたりと読書を止めた。4ヶ月弱で、4回も寝る場所が変わったショックから、まだ立ち直れないのかも知れない。